現代の食医〜20代起業家応援プラン


「現代の食医」を目指す起業家・マサが、鋸南エアルポルトを2月末で卒業。20代の若者応援としてつくった89日間起業家応援プランの2人目の利用者して、11月下旬から滞在していた。


2月には医師国家試験があり、今はその結果待ち。北海道大学の医学部生でありながら、休学してイタリアで料理を学んだ経験もあるという面白い人だ。9月にパクチーハウス東京に札幌から何度も来てくれたお客さんから連絡があり、会ってやってほしいと言われたのが知り合うきっかけだった。


起業相談とか、アドバイスとか、求められることは結構あるけど、都内のカフェで1時間ぐらい話しても何も残らない。聞いている方はそれなりの情報取集とか刺激とかになっていると願うけど、正直言って話している僕はしばらくしたら内容は忘れちゃうし、多くの人は名前とかも忘れちゃう。それから末長く付き合いが続く人もいるけど(そうじゃないと意味ないんだよ!)、それが実態。


だから、最近は「鋸南でお話ししましょう」と提案することにしている。千葉ということを知って来るそぶりを見せつつ、「遠い」ことに気づいて引いてしまう人が多い(笑)。


マサは、予定詰め込みがちのバリバリ頑張る学生。そのとき数週間都内にいたようだが、毎日何らかの予定を入れていた。まぁまぁ遠いし、せっかく来るなら泊まった方が楽しめるよと伝えると、スケジュールをやりくりして鋸南訪問を決めた。


鋸南に誰かが来ると、都内で誰かと会うとき同様、最初の時間は話して過ごす。その後、どこかに行ったり、一緒にご飯食べたり、放置したり、思いがけない訪問者が来て紹介したりする。「その後」がとても大切。


何気なく空間と時間を共有する、コワーキングの素晴らしさが現れる。プレゼンテーションしたいことと、本当に望んでいることはイコールではない。関係性ができ、思いつきが生じる。そして、想像もしなかったことが面白がられたりということが起こる。


マサは、医師国家試験を受ける年に、旅をしたり起業したりベンチャー企業でインターンをしたりしていた。そして、最初の研修希望地の長野に、卒業半年前から乗り込んで、住みはじめちゃおうかという話をしていた。


普通じゃない発想と行動は、僕の大好物。是非とも鋸南に来てほしいなと思った。「長野にはどうせ住むんだから」、その前に鋸南に来なよ。89日間起業家を応援するプランがあるから。


試験までは基本的には勉強の日々。夜は飲み会。年明けからは断酒。その間にちょくちょく色々な仕事をしていた。試験が終わった後は仲間に声をかけて、特に最後の一週間ということで多くの奇人変人が全国から集まった。


二十代前半の人たちとこんなに話をしたのはとても久しぶりだった。それぞれが自分の語れるものを持っていて、とても刺激をもらった。


89日間起業家プランを利用するのは2人目。(そのプランができる前に、あまりコストをかけずに滞在したいと希望があったので安めに家賃を設定したことがある。彼を含めると3人目。それがこのプランの原型になった)


それぞれ個性を発揮して、町民や訪問者と関係性を作り、鋸南エアルポルトの運営者2人が持っていないものをたくさんもたらせてくれた。ふとマサに、「後任決めてから長野に行けよー」と冗談を言ったけれど、実際滞在を終えた後も、良い関係を続けられるし、お互い色々な人を紹介できるので、鋸南の密度はどんどん濃くなっていく。


次はいつ、どんな人が来るのだろう!


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現代の食医を目指すマサ(左)と初代20代起業家応援プラン参加者のハック。竪穴式住居前にて。
現代の食医を目指すマサ(左)と初代20代起業家応援プラン参加者のハック。竪穴式住居前にて。